最近の教室と、療育センター臨床心理士面談

新年度から、部長と会計と、そして副部長・副会計・教室が所属する団体の担当であるわたし。
わたしはやや引いた位置からだから、やいやい文句言いながら、フォローしたりとかで少し気楽だったが…
二人のところのお子達は、一人は肺炎で入院。もう一人は風邪がかなり長引いた。


なんで、役員ではないが、役員会に出席、部長業務を行っている(会計はお財布を会計さんが持っているから、業務はお休み)。



わたしは疲れはあるが、ピンピン。
だがしかし、息子。
今までやられても知らんぷりか泣くかだったのに、3人×2で会う機会が増えたせいか、やり返すように。
最初は、
「おー、たくましくなったなあ。将来いじめられるかもと心配していたから良かった」
くらいに思っていた。

でも、歯形がつく程に噛み付く。
他の子にも噛み付く。大人(パパ、ママ、ばあば)にも。ただ、大人には
「噛む」「つねる」
と予告をしてから。
最初は感謝が出てしまい、怒っていたが、あるブログに出会ってからは、息子の気持ちを代弁してあげるようにしている。
教室の先生にも相談。先生も、家と同じにしないと混乱するからと、叱らずに、と方針を決めた。



今日は療育センターの臨床心理士面談。
てっきり心理検査をするものと思いきや、教材遊びと母親聞き取り。9月の再診までに、あと心理が2回(次は月末)、言語が1回。


初診の感想を聞かれ、納得出来ないことはあったかとも聞かれた。
アスペルガーのことを調べてみて、当てはまるところもあれば、そうでもないところもあった、と伝える。
どうやら、アスペルガーの人、みんなそうらしい。まあ、そんなものかも。
アスペルガーは視覚が入りやすいが、息子は言葉でも、割と入ると思う、と伝えたら、教材遊びの時にも言葉の指示でも、自分が理解できる言葉は入っていたようだと言われた。
次回の心理検査では、マニュアルで決まった問いかけをするので、入りやすい言い方、入りにくい言い方がわかるだろうと言われた。

家族の反応も聞かれた。
前回の日記のようなことを伝えたら、やはり再診の時に同席を勧められた。
家に帰ってパパに伝えたら納得していた。

パパ実家、伝えてきちんと同じように接してもらうべきか、はたまたパパ実家は別の場所でいいのかきいてみた。
パパ実家は両親が高齢。恐らく、わたしの年代とは障害に対する見方が違うから、素直に言い出せない。


そこは、自分がこう接したら良かったという具体的な提案をして、成功したらまた喜んで接してくれるだろうと。
今はまだ可愛くて構いたい段階。
もっとより良く接したいと思うようになってから説明したらいいと言われて、気が楽になった。



困っていることを聞かれ、迷わず噛み付き、つねりのことを話した。
大人には予告をしてから、ということは、直せる可能性があるらしい。
今はその時に言うべき言葉が何かがわからないために、予告をする。
なので、代弁し、更にどんな言葉で気持ちを表せばいいかも、教えるのがいいらしい。根気よくしていけば、理解出来るかも知れないとのこと。言葉での指示でも入りやすいから尚更。
大人だけに予告をするのは、大人は気持ちを理解してくれるし、やったら怒られるから、らしい。


お友達に対しては、今まではどうしたらいいかわからなかったのと、興味がなかったからやらなかったけど、手段が出来たから。
でも代弁し提案することで、相手の親子も少しは理解してくれるだろうと。


最近、ひらがなは、ほぼマスターした話をすると、コミュニケーションのツールが増えるから、非常にいいことと言われた。
そうか、映像や絵や記号、文字、言葉、確かに選択肢が増えたかも。


今は恐らくすごい勢いで成長している、と言われた。確かにそう。昨日出来なかったことが出来た、がすごく多い。年齢の問題か、彼自身の問題かわからないけれども。

他に気になっていたのが、幼稚園。これは電話して担当ワーカーさんに直接きけばいいらしい。




愛の手帳。わたしとしては、もらえるなら欲しいと思っているが、アスペルガーは出にくいと聞いていた。
しかし、待合室に貼り出されていた、「手帳を希望される方へ」によると

手帳はIQ75までだが、アスペルガー自閉症は、うちの市ではIQ91まで一番下のB2のランクで出せる、とのこと。
次回の心理検査の時にきいて、可能な感じなら、検査の結果を児相に出して判断してもらおう。


パパは最初、手帳には消極的だった。多分レッテルを貼られてしまうと感じるから。ばあばも同じ意見だった。
二人を同じ意見で説得してみた。
まず、うちはかなり家計の状況が厳しい。本来なら今は保育園に入れてもいい状況。
けれども息子のことを考えて断念。
加えて教室の友達がそれだけお金がかかるんだよ、と言っていたことで納得。
セコいと言われても仕方ないのだが、住民税控除、自動車税割引、公共交通機関の割引、市営住宅家賃軽減、各種施設の割引。
これから、バスに乗らないといけないところにある市営住宅に住み、将来的には車の購入もあり得る。
少なくとも、引っ越してせめて息子が小学生になるくらいまでは、家にいてあげたいのとお金の心配をしたくないのがあり。
手帳はもちろん一生有効ではなく、更新時にランクが変動したり、取り消されることもある。更新で取り消されても、その時は小学生。なんとかなる。
二人は納得してくれた。



もちろん、障害があっても保育園に預けて働いている方もたくさんおられる。セコい、甘い、温い、言われても仕方ないのだが。
輪郭がボヤけた状態、成長するかも知れない状態の息子の変化をしっかり見届けたいんだ。
人に後ろ指さされて軽蔑されても、息子の一度きりの人生をしっかりといいものにしたいんだ。