親子教室からの帰り、家の手前でふと携帯を見ると、母からの着信が6回。
慌ててかけ直すと、伯父が亡くなったという連絡。


伯父。昨年の秋に健診で肺癌が見付かり入院していた。場所が太い血管から近く、放射線抗がん剤で消えた。
しかし、転移していたのだ。
「転移しちゃいました」
医者の言葉だ。


そんなに辛い体で、我慢して、毎日車を自分で運転して、医者を信じ通院していたのに。


そうして入院したのはまだ1ヵ月も前ではない。
余りにも突然の知らせ。



伯父には子どもがいない。
正確に言えば、3人の女の子が生まれたが、3人とも、1歳を迎えることなく、亡くなった。
伯父は、わたしをかわいがってくれた。息子の初節句には、五月人形を贈ってくれた。父に近い存在だった。


救いだったのは、ともおばあが先に逝っていたことだろうか。
あれから4年。また二人で、いや、祖父や3人の子ども達と、一緒にいられるね。


おじちゃん、ありがとう。本当にありがとう。