9年

「まだ元気でいるような…」=慰霊碑に遺族ら献花−日比谷線事故9年・東京

3月8日17時17分配信 時事通信
 5人が死亡、64人が重軽傷を負った2000年3月の地下鉄日比谷線脱線事故から丸9年となった8日、東京都目黒区の現場そばにある慰霊碑には、遺族や東京メトロの役員らが献花に訪れ、犠牲者の冥福を祈った。
 勤務先が都内にあり、亡くなった山崎智美さん=当時(29)=の親せきの天野軍吉さん(79)は花を手向けた後、「まだ元気でいるようなそんな気持ちです」と語った。妻の三代子さん(76)も「久しぶりに会いに来た」と懐かしげな表情。当時は智美さんの兄が結婚したばかりで、「次は智美ちゃんの番だね」と話していたと振り返った。
 東京メトロの梅崎寿社長(66)は、事故が起きた午前9時1分に献花。「9年がたちましたが、心から申し訳なく思っており、改めておわびするとともに亡くなられた方にご冥福をお祈りします」と述べた。




あれから9年。
大学をもうすぐ卒業するわたしは、デイケアのバイトをしていた。
昼に食堂のテレビで事故を知り青ざめた。当時、父が綱島に勤めていて、そこを通る。
電話をかけると、幸い休みをとっていたため無事だった。
それから、武蔵小杉に勤めるようになるまで3年か4年、わたしはあの場所を電車で通れなかった。
通勤途中、毎朝慰霊碑を見ては事故を思っていた。