夫への愛情 出産1年後は低下

夫への愛情 出産1年後は低下
毎日新聞
02月16日 15:11



 妊娠中は妻の7割が夫への愛情を実感しているのに、出産や育児を経験した1年後には4割に減少していることが、ベネッセ次世代育成研究所(東京)の調査で分かった。夫が忙しすぎて家庭を顧みないと妻の愛情が低下し、育児をきっかけに夫婦の間に溝ができかねない現状がデータで裏付けられた。
 初めて子供を持った全国の20〜50代夫婦401組を、妊娠後期から1年間追跡調査した。
 妊娠中は71%の妻が夫への愛情を実感していたが、1年後には42%に減少した。夫への愛情を維持していた妻の7割以上は「家族と過ごす時間を作っている」「私の家事をよくねぎらってくれる」と回答した。これに対し、愛情が低下した妻が同じ回答をした率は3割にとどまり、夫の家庭生活への関与や関心の度合いが、妻の愛情を左右していることをうかがわせた。
 一方、妻の愛情が低下した夫の4人に1人が子どもがぐずったときに「ほとんど何もしていない」と答えた。また長時間勤務の目安とされる1日11時間以上働く夫は、11時間未満の夫に比べ、毎日おむつ替えや寝かしつけをする人の割合は半分で、「子育てに自信がない」と回答する割合も高かった。
 調査にかかわった大日向(おおひなた)雅美・恵泉女学園大教授(発達心理学)は「夫が子育てにかかわれるかどうかは、就労時間が分かれ目となっている。男性が育児に参加できるよう、企業の支援体制づくりが急務だ」と話す。【斎藤広子】




就業時間は関係ないですよ。要は、育児に積極的でない人は、就業時間を理由にして協力をしないだけ。
だって毎日遅くまで働いても土日は子どもを連れて公園に行くパパもいるし、おむつ換えを自分から学ぶパパもいるもの。周りに。


ただ、比べたら、そりゃ就業時間長い方が逃れる理由があるから、堂々と逃れてるだけの話よ。
だって短くてもやらない人はやらないもの。


妊娠、出産て夫婦の最初の転機な気がした。それまでは、恋人の延長みたいな気分でも過ごせるけど、子どもが生まれると、父と母という新たな立場が加わるし、一層家族らしくなる。
大人だけならうまくいっていたことも、子どもが入るとうまくいかないこともある。


母は一時的に、社会との窓口が夫だけになる時期がある。
女性は本能なのか、妊娠したら母になるけど、男性は生まれてもなかなか父になれない場合が多いように思う。どう接したらいいかわからない、何したらいいかわからない。けど、それは母とて同じ。


昔は男が育児なんかしなかった、今の母親は贅沢だ。そうかな?今と昔、何が違う?
昔は近所付き合いも当たり前だった。同居もあった。今は働いていた女性が突然地域というアウェイにぽつんと。
あとは、情報が多すぎる。だから、そうでない我が子に戸惑ったりもする。

確かに、昔はそんなことを考える余裕すらなかっただけなのかも知れないけど、やっぱり、自分の子どもをしっかりと愛していけるか、だと思うかな?